ご挨拶
作業療法科は、入院の方々を対象として様々な作業療法を行います。作業療法は「OT」と呼ばれています。「OT」とはOccupational Therapyの略です。
作業療法は、入院された方々がよりよい生活を送るための「リカバリー」を、ピアサポーターや多職種と一緒に様々な活動機会を通じて後押しします。
たとえば、手工芸・エクササイズ・音楽・勉強会などの機会です。入院されている方々の回復過程の段階や、希望、得意なことにあわせた内容を提供いたします。
作業療法の目的は、その方自身が、自分らしい生活へむかうリカバリーに添うことです。そのために、以下のことを大切にしています。
- こころの安定と体の健康が得られるために、生活のリズムを整えるためのプログラムを提供します。
- 自分らしくいきいきと過ごせるために、入院後しばらくして、こころや体に余裕ができ始めたら、一人ひとりの趣味などを聞かせていただき、作業療法士と共に行います。
- より良い対人関係を築けるために、人との緩やかな交流の援助をします。
- 地域社会でのよりよい生活を目指すために、退院後の生活に必要な準備を一緒に行います。
チーム・スタッフ
作業療法科は、常勤と非常勤の計23名の作業療法士が所属しております。また、作業療法助手1名に加え、非常勤の音楽療法士も2名所属し、作業療法のみならず音楽療法も作業療法士と提供しております。
作業療法科には、ベテラン、中堅と若手といった幅広い年代が所属しており、豊富な経験と新しい視点からの作業療法を学べる環境です。
作業療法科の仕事
作業療法科には、当院10病棟に各病棟1~2名の作業療法士が病棟を担当しております。また、作業療法科では、10病棟を2~3病棟1チームとし、4つのチーム制で受け持ちます。一日の流れとしては、始業とともに当患者さんの状態を把握するため、担当病棟でのミーティングに参加します。その後、チームと情報を共有し、プログラムに備えます。作業療法は、集団活動を主としますが、個別での治療が必要な場合は他職種と検討後、実施することもあります。一人ひとりの作業療法計画を共に考え、実施することで患者さんの目的達成に伴走いたします。
病棟OTと棟外OT
大きくわけて「病棟OT」と「棟外OT」の2つがあります
病棟OT
- 病棟外OTへの前段階として病棟単位で行います
- 病棟担当作業療法士が中心となり活動を行います
棟外OT
- 退院後の生活を見据え、病棟とは異なる場所で、一人ひとりの目的に応じたプログラムを実施します




ご利用案内
入院中の方が対象です。
医師の指示に基づき、医療保険の適応で提供いたします。

